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 安全第一とは

東京ステンレス研磨興業株式会社・広報担当の山縣です。

突然ですが、多くの生産性現場、事業場において「安全第一」の看板、標語を見かけますが、皆様はこの「安全第一」の由来をご存知でしょうか。

その起源は、1900年代初頭まで遡ります。

当時、アメリカでは不景気のあおりから、生産現場は劣悪な環境となり、労働災害が多く発生していました。

当時、世界有数の規模を誇る製鋼会社USスチール(現USX社)の社長・エルバート・ヘンリー・ゲーリー氏は、労働者たちの苦しむ姿に心を痛め、当時の業界一般的な経営方針でもあった「生産第一、品質第二、安全第三」という会社の経営方針を抜本的に変革し、「安全第一、品質第二、生産第三」としたのが、起源となります。

その後、労働災害はたちまち減少し、この安全第一という標語は世界に広がっていったとのことです。

この「安全第一」は、注意喚起の標語というだけの認識ではなく、エルバート氏の経営決意表明の意が込められているのですね。

*参考文献 上野継義「安全第一の起源:セイフティ・マンの働きを軸に、1905-1910年」アメリカ経済史学会編『アメリカ経済史研究』第19号(2020年12月):  http://www.aehaj.org/journal19/03_ueno2020.pdf

  

そんな「安全第一」は、当社札幌第2工場のメインシャッターにもデカデカと貼り出されています。

「安全第一」に歴史があるように、この建屋も、私が生きた年数以上の歴史があるということもあり、見事な貫禄と風貌の「安全第一」です。(私の年齢は、卓球で有名な福原愛さんと同じです。故郷札幌では泣き虫やまちゃんと親しまれていました。)

ということで、古くなってしまったので、常に進化と生産現場の革新を目指す私達、東京ステンレス研磨興業は、自社制作で「安全第一」看板をステンレスを使ってリニューアルしました。

東研歴40年を越える真田洋一特級研磨士による研磨、当社系列会社の「東興」による制作となります。

札幌工場にてステンレス鋼の定尺板へバフ鏡面研磨後に、東興にて看板形状へ加工処理→真田研磨士によるブラスト処理を用いての制作です。(研磨で文字を入れることもできますが、今回テープシートで文字をいれました)

 

完成品↓

バフ鏡面の枠部が、社名を「安全第一」と誤解されそうなほどに、際立てていますね。

週末は旭山動物園にアルパカを鑑賞しに行く 真田洋一研磨士↓

真田研磨士はステンレス鋼への研磨を用いたアート作品のパイオニアとして、多数の作品を生み出しています。

東興では、ステンレス鋼はもちろん様々な鋼材でのモニュメントや看板等を制作し、多数の有名ブランド店や海外のデザイナー様とのお仕事の実績を持ちます。

当社では、東興の制作技術、東研の研磨技術及び、アート研磨を用いたい作品(什器や家具等)の制作も行っております。

制作品は当社のInstagramで発信していますので、ぜひご覧ください。(専用webページも立ち上げ起案中です!!)

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当社、社是の一文、「会社の発展の基盤は生産現場にある」・「技術立社を基本理念とし日々新たな生産現場を構築する」という言葉にも通じる、エルバート氏の理念も旨に、東京ステンレス研磨興業は「安全第一」で進んで行きます。

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